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ふらんすから、こんにちは

近況報告いたします。 7歳!

 遠足の引率を引き受ける1

きーさんが学校で

「うちのマモンは失業中で暇なので、行けまーす!」

と、声高らかに言ってくれたおかげで、遠足の引率を引き受けることになってしまいました。
先生からわたしの携帯に連絡があり(え…学校からの緊急事態はあれだけ何度もウィちゃんにしてよと言ってあるのに…きーさんまたケガでもさせられた?ドキドキしながら応答)「きっと楽しいから、是非に行きましょう!」と、誘われた次第であります。

アクティビティが楽しいとか楽しくないとかっていうより、わたし…お子様って苦手なのよね…とは言えず。きーさんに「なんて余計なこと言ってくれたの!」と、ブーブー文句をたれれば、ウィちゃんは「ボクが行きたかったのに…」(きーさんに「パパはお仕事でしょ」と突っ込まれ)と嫉妬の眼差しを向けてくる。

こうなったら、きーさんのスパイになってやる。ムヒヒ〜と言ったら、きーさん(しまった)という顔。

結果からいうと、とても貴重な体験をさせていただき、面白いものでした。

フランスの遠足というものは、全て担任の先生の采配で決まるらしく、同じ学年に数クラスあっても決して同じアクティビティをするわけではない模様です。(学校によるかもしれないけど、きーさんの今の学校は各担任の先生によりバラバラ。)

まず、準備の段階からゆるい。

某日、校外学習として植物園と科学博物館へ行きます。気候に応じた服装と運動靴、ピクニック(こちらでいうところのお弁当)を用意してください。許可のサインをお願いします。

と、連絡帳に紙が一枚ペロッと挟まってきました。これ、金曜日のこと。遠足は祝日月曜日をはさんで火曜日。…なんてギリギリ〜!

以前の学校は、ピクニック(お弁当)の内容にも細かく指示(例えば、こぼれやすいサラダなどではなく、手でつまんで食べられるもの、とか)あったのですが、そういうのもなく。


そして当日を迎えます!


当日(まずこの時点でわたしが何時にどこへというお知らせとかはなく。でもきーさんが「10時出発だから、10時に学校の前に来ればいいから!おくれないでよ!」と。なのでその通りにする)、出発時間にさあ行きましょう〜!と、向かった先は最寄りのバス停。

フランスの遠足は、どうやら公共交通機関での移動です。

バス…予定の時間に来ません。
ワラワラと30人近い小学生と待つこと20分。ようやくバスに乗り進みます。

「二人ずつペアになって乗りなさい〜!」

…意外とちゃんと、素早くペアになる子供たち。
一人余るけど、余った子は補助の先生に「あぶれちゃったから一緒に乗ろ〜」と。動じません、フランス人。

トラムに乗り換え、目的地に向かいます。トラムの乗り換えも、ペアで。

毎回人数確認する先生。
この点できーさんのクラスメイトは意外としっかり言うことを聞くな、と感心。誰ひとりいなくなることも、勝手に行動する子もいませんで、二人一組のペアになってます。

バス内にもトラム内にも他の乗客がいるので、座れる子もいれば座れない子も。騒ぐ子もいればおとなしい子も。
これだけのお子様が乗り込めば眉間にシワを寄せる人もチラホラ(お気持ちはわかります…)そんな人に「遠足なのー!」と声をかけ交流し出す小学生。

最初の目的地、植物園の最寄りで降ります。
人数数えます。

植物園に着き、ここでも人数多すぎで全員一気に入れないので、半分に分かれます。

半分に分かれた片方のグループは植物園の温室の中へ。残ったグループは外で待機。わたしはきーさんを含む外で待機組と一緒に。輪になって「シェフ・ド・オーケストラ(オーケストラの指揮者)」という遊びをして待つことに。わたしも、混じって遊びます。えー!ずるしたしー!とか、子供に平気で言ってのけるオバサンです。

子供にはちょっと長いくらいの時間待ち、パラパラと集中力が切れて飽き始める子が出始めたところでようやく一陣が戻ってきて、交代。

きーさんを含め半分近い子がすでに来園したこともあってか、あまり盛り上がりを見せず見学終了。お腹すいたー!と言い出す子多数。

ここから少し歩き、川沿いの開けた芝生のスペースでランチを、というのが先生のプランニングだったようですが、前夜の雨で芝生が湿っているということで予定変更。植物園横の公園の小砂利の上にあるベンチ3つに、3グループに分かれて座って食べることに。

ここで、わたしは大いなる衝撃を受けるのです。

先生が「ピクニックの準備をしてきてください。」といったら、日本だとリュックに水筒とお弁当やおやつを詰めてくる、というのが一般的でしょう。さらに張り切る保護者は、凝りに凝ったキャラ弁や栄養配分を考えたお弁当を持たせることでしょう。

フランス…嗚呼おフランス。

まず、リュックにさえ詰めてこない子が数名。わたしともう一人引率したお父さんの息子は、手ブラ。(お父さんのリュックに全部入れてきた。誰の遠足だよ?)手提げの保冷バッグのようなものに入れている子数名。

なかに、紙袋(ペラペラの茶袋、マクドナルドとかでテイクアウトしたら入れてくれるようなの)に入れて持ってきてる子が!!!その子の紙袋、途中で破けて道路の真ん中でバラバラ〜と中身が崩落。マジかよ…きーさんのリュックに入っていたビニールのレジ袋を渡しなんとかやり過ごしてもらうことに。万が一のエチケット袋にと入れっぱなしだったものが役に立つとは。男の子にピンクのビニール袋だけど、ドンマイ!無いよりマシだぜ。

そして、お弁当の内容。

簡単に説明しておきますと、こちらのピクニックの“平均的な”メニューは、ポテトチップ・サンドイッチ・デザート(りんご(通常丸まま)だったりチューブタイプのコンポートだったり)と、小さいペットボトルのお水。に、クッキーやグミをおやつに持ってきたり〜

なのですが。

(サンドイッチ→サラダだったりもあるけど、食べづらいため推奨しない学校も過去ありました)

まず、ポテチ。
小袋に入ってるのを持ってくるものなのかと思いきや、少なく見積もっても7割くらいの子供が、タッパーに詰めてきている。(大袋のを詰め替えて、でしょうな)…タッパーはまだ予想の範囲内…

タッパーの代わりに、大容量ヨーグルト(正確にいうと、クレームフレッシュ)の空き容器を再利用して入れてきてる子が数名いる!!!
(ご想像がつかない方は…日本のブルガ◯ヤヨーグルトなどの空き容器のフランス版だと思ってください。)

なんてエコロジー!!!

サンドイッチも、既製品の子が多々いる状態。

さらになんと、先ほど紙袋が分解してしまった子…ベーコンチーズマフィン(マックの朝食メニューとかにありそうな、アレ)を二つ持ってきていたのですが、その子の放った衝撃の一言


「ボク、チーズ食べられない…」

(ベーコンチーズマフィン、チーズがとろけて全体に行き渡ってくっついている状態。先生が頑張ってはずそうと試みるもむなしく、とろけておりました。)


マージーでーかー!!!

先生もビックリ、どうしよどうしよ。

ところが、フランスの子供の博愛精神は素晴らしく、聞きつけた子が「ボクのこれ食べなよ!」「ワタシのこれ食べなよ!」と持ってきてくれるのです。

(そうか、だからきーさんが学童(スポーツ)の日におやつを忘れても皆分けてくれるのか…)

結局その子、マヨネーズもバターも食べられず、サンドイッチというサンドイッチを断り、ポテトチップをぽりぽり食べるのみ。いろいろな子のポテチを味見したり。
(きーさんのもわたしのもマヨもバターもチーズも野菜も入ってたため断られてしまった。)

じゃあちょうだいと、ベーコンチーズマフィンは、また別の子のお腹の中へ。

フランスの子供たちの優しさと博愛精神に感動しましたが…え、キミお家から持ってきたんだよね?という疑問。

おそらくお母さんが用意してくれたのでしょうけど、わが子の好み、全く無視!
「次は食べられるもの持ってくるよー」と言うその子に、「次はお母さんに頼んで、自分で好きな具はさんで持ってきなよ…自分で作ったらいいよ。」と言うオバサンはお節介でしょうか…

(きーさんはパンと具の準備だけこちらでしてあげて、自分ではさんで作ってきます。わたしが用意して足りない具で家にあるものは冷蔵庫から取り出して加えてるし。それもピクニックの楽しみみたい♪ついでにいうと、他のものも用意だけしておいたら、自分で必要なものをリュックに詰めていきます。)

フランスの子って、お弁当の内容で差別とか優劣つけないんだなー、親も気楽でいいな、と思いました。お腹に収まればいいんだよ、それで。

急に先生が「あと10分でここを離れまーす!」と、叫びます。

そして「先生は少し向こうに離れまーす!みんないい子で待っててくださーい!」と言って立ち去ります。

…一服の模様。笑。

子供たち、別に気にも留めず。というか、大人の事情に気をつかて邪魔しないようにしているようにも見える…日本だったら大騒ぎだよーモンスターペアレントに怒らてしまうよーと思いますが、フランスあるある、気にならない。先生はストレスがたまる職業なのか、よく休憩中に学校裏で一服してる姿を見かけます。可愛くて若い先生だろうが関係なし。
先生は先生の前にひとりの人という尊重が、プライベートのライン引きが、子供の頃から培われているのでしょうか?カッコイイなエライな子供たち。(オバサン感心)


さて、先生も戻ってきて、ワイワイキャーキャー次の目的地科学博物館まで、およそ2.5キロの距離を歩きます。


つづく

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